foobar2000とは
パソコンやスマートフォンで音楽や映像を視聴するためには
メディアプレーヤーと呼ばれるソフトの導入が欠かせません。
foobar2000はそのメディアプレーヤーの一つで、音声の再生という
一般的な機能だけでなく、タグの編集やデータベース機能
音声ファイルの結合・分割機能などが備わっている非常に
高機能なソフトです。
また、コンポーネントを適用して機能を増やすことができるほか
スキンを導入すれば見た目を自由に変えることもできます。
foobar2000はフリーソフトとして開発されているため、公式サイトから
無料ダウンロードが可能です。
日本語には現在非対応ですが、第三者が日本語化するための
ソフトウェアを公開しており、適用することで内容の一部を日本語に
することができます。
foobar2000 のダウンロード方法
foobar2000のインストーラーは公式サイトで配布されており、無料で
ダウンロードすることができます。
公式サイトの内容はすべて英語で記述されていますが、トップページから
「Download」をクリックし、その後「Latest stable version」の下の
「Download foobar2000」と書かれている部分をクリックすれば
ダウンロードを開始できるようになっているので、日本語圏のユーザーでも
簡単にfoobar2000のインストーラーを入手できるでしょう。
foobar2000ではインストール時に導入するコンポーネントの選択が
可能となっています。
内容が全て英語で記載されており、日本語には対応していないことから
英文に慣れ親しんでいない人には記載されている内容を
理解するのは大変です。
しかし、コンポーネントは後で追加や削除を自由に行うことができるので
初めて使う人や表示されている説明内容がわからない人は
とりあえず全てのコンポーネントをインストールし、ある程度
慣れたときに使っていないコンポーネントを削除すると良いでしょう。
なお、foobar2000は常に安定版と開発版の両方が公開されています。
通常は安定版を選べば問題はありませんが、新しい機能をいち早く
使ってみたい場合は開発版をダウンロードしてみましょう。
使い方・日本語化する方法
foobar2000はインストーラーもソフト本体も全て日本語に
対応していない状況が続いています。
日本語非対応のソフトウェアを使う際は翻訳をして意味を調べたり
インターネット上にある解説サイトを見ながら操作をして理解を
深めていくのが一般的ですが、foobar2000は日本のプログラマーに
よって非公式パッチが公開されており、これを適用すれば日本語化
することができます。
非公式パッチを用いたfoobar2000の日本語化の手順は、まず作者の
サイトからZIP形式のファイルをダウンロードし、これを解凍すると
あらわれる実行ファイルをクリックします。
すると、foobar2000がインストールされている場所を指定するよう
促されるので、フォルダのパスを入力して「OK」を選択します。
あとは確認を求めるメッセージが表示されたら「OK」を
クリックだけです。
このあと作業がはじまり、「差分ファイルの適用が終了しました」と
表示されたら日本語化は完了となります。
ただし、この非公式のパッチを用いて日本語に変更できるのは
foobar2000の仕様上の問題で設定ダイアログとコンポーネントの
一部にとどまっており、メニューの項目まで日本語の表現に
変更することはできません。
英語表記のままとなっている部分については、従来どおり自分で
調べたり、解説サイトで内容を見ながら理解していく
必要があるでしょう。
使い方・スキン設定方法
foobar2000は機能面だけでなく、自由に見た目を変更できる点も
メディアプレーヤーの中で人気となっている理由の一つです。
foobar2000ではこの見た目のことをスキンまたはUser Interface(UI)と
呼び、変更の仕方を覚えることでより使いやすいソフトウェアに
することができます。
もし、スキンを設定したくなったら、対応するDLLファイルを手に
入れてインストールフォルダ内のcomponentsというフォルダに
移動させましょう。
正しく移動させることができていれば、foobar2000を起動した後
メニューから「Preference」を選んで設定画面を開き
「Components」の項目を選択するとUIがコンポーネントとして
追加されているのが確認できます。
あとはコンポーネントを選択して、再起動を求めるメッセージが
表示されたら「OK」を押し、その後あらわれるスキンの選択画面で
追加したUIを選べば適用されます。
なお、上記の設定方法は一般的なものであり、UIによっては適用の
仕方が異なる場合があるので、作者のサイトに載っている説明や
構成ファイルと一緒に添付されるテキストファイルの内容をよく
読んでからUIを変更する作業をはじめましょう。
定番人気スキン
foobar2000のスキンは今日までたくさんの種類がいろんなサイトで
公開されています。
もし、どれをダウンロードして設定すれば良いかがわからないのであれば
人気があるUIを導入して使用してみると良いです。
人気のあるfoobar2000のスキンの一つに「Columns UI」があります。
このUIは非常にシンプルな構成になっていて、なおかつ設定の幅が
広いのが特徴で、機能を拡張できるコンポーネントの中にはこのUIの
導入が必須となっているものも少なくありません。
ユーザーの中にはColumns UIを自分なりにカスタマイズして
使用している人が大変多く、それゆえに使い方を解説しているサイトも
非常に多く存在します。
スキン選びが難航しているのであれば、とりあえずこのUIを導入
してみると良いでしょう。
また、既存のメディアプレーヤーに慣れ親しんでいる人の間では
「Foo Tunes」などといった見た目を既存のプレーヤーに
近づけることができるものも人気があります。
既存のプレーヤーの動作が重いと感じたときにfoobar2000を導入し
使っているプレーヤーに見た目を近づけることができるUIを適用すると
それまでより快適に音楽等を聴くことができるようになる
可能性があります。
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